科学技術基本計画における技術革新、イノベーション、基礎研究

[科学技術基本計画]
 
[各科学技術基本計画におけるイノベーション・モデル]
1.イノベーションのリニア・モデル的発想
(1) 第1期 科学技術基本計画におけるリニア・モデル的発想
「活力ある豊かな国民生活を実現するため、経済フロンティアの拡大や高度な社会経済基盤の整備に貢献し、新産業の創出や情報通信の飛躍的進歩などの諸課題に対応する独創的・革新的な技術の創成に資する科学技術の研究開発を推進する。」
新たな研究成果は、時に、技術体系の革命的な変貌や全く新しい技術体系の出現をもたらし、社会に様々な波及効果を与える。
 
(2) 第2期 科学技術基本計画におけるリニア・モデル的発想
「我が国経済の活力を維持し持続的な発展を可能とするため、技術の創造から市場展開までの各プロセスで絶え間なく技術革新が起きる環境を創成し、産業技術力の強化を図ることで、国際的な競争優位性を有する産業が育成されることが必要である。特に、研究開発に基盤を置いた新産業の創出が必要であり、・・・」『第2期 科学技術基本計画』第1章-2-(2)「 国際競争力があり持続的発展ができる国の実現に向けて-知による活力の創出-」
研究開発の成果は、市場原理に基づく競争的な環境の中で、現実に利用可能な財・サービスの形で広く社会に普及していくこととなるが、産業技術の役割は、このような知的創造活動の成果の国民生活・経済社会への橋渡しに貢献することである。・・・産学官のセクター間にある「見えない壁」を取り除き、産学官の各セクターの役割分担や各研究機関の特性を踏まえつつ、成果が産業界に活用されるとともに、産業界のニーズ等が公的研究機関へ伝達されることにより、産学官の有機的な連携を促進し、革新的な財・サービスが次々と生まれる技術革新システムを構築する。」『第2期 科学技術基本計画』第2章-II-2「産業技術力の強化と産学官連携の仕組みの改革」
 

日本政府(2006)『第3期 科学技術基本計画』p.4における「発見や発明からはじまり、公的研究開発投資によって死の谷を乗り越えて発展した」研究という趣旨の記述、および、「科学的発見や技術的発明を洞力と融合し発展させ、新たな社会的価値や経済的価値を生み出す革新」としてのイノベーションという趣旨の記述
 
日本政府(2006)『第3期 科学技術基本計画』p.27における「基礎研究で生み出された科学的発見や技術的発明」を基に「革新的技術を生み出す」という記述や「基礎研究からイノベーション創出に至る」という記述

 
 
2.イノベーションの主導要因に関する「シーズ=ニーズ協働説」想
独創的な技術シーズと企業の実用化ニーズをつなぐ人的ネットワークや共同研究体制による「技術革新システム」
「「知的クラスター」とは、地域のイニシアティブの下で、地域において独自の研究開発テーマとポテンシャルを有する公的研究機関等を核とし、地域内外から企業等も参画して構成される技術革新システムをいう。
具体的には、人的ネットワークや共同研究体制が形成されることにより、核をなす公的研究機関等の有する独創的な技術シーズと企業の実用化ニーズが相互に刺激しつつ連鎖的に技術革新とこれに伴う新産業創出が起こるシステムである。このようなシステムを有する拠点を発展させることにより、世界水準での技術革新の展開が可能であり、国としてもその構築を促進することが必要である。」『第2期 科学技術基本計画』第2章-II-3-(1)「地域における「知的クラスター」の形成」
 
[各科学技術基本計画における技術革新、イノベーション定義、基礎研究の位置づけ]
『第1期 科学技術基本計画』に「科学技術の革新的発展」という語は登場するが、「技術革新」および「イノべーション」という語は登場しない。
 
a. 国際競争力確保、地球環境問題、食料問題、エネルギー・資源問題などへの対応における科学技術の役割、および、科学技術の革新的発展意義
「我が国は、グローバル化、ボーダレス化と国際的な経済競争の激化、史上類を見ない速度で進行している人口の高齢化等により、産業の空洞化、社会の活力の 喪失、生活水準の低下等の危機的事態に直面することになるのではないかと強く懸念されている。また、我が国国民を含む人類の未来には、地球環境問題、食料問題、エネルギー・資源問題等地球規模の諸問題が大きく立ちはだかっている。さらに、我が国国民の意識、価値観が、精神的な豊かさを重視する方向に変化していることから、安心して暮らせる潤いのある社会の構築が強く求められている。このような内外の諸課題への対応のために、科学技術が大きな役割を果たしていくことへの期待はますます高まっている。
また、様々な科学技術の革新的発展をもたらすとともに、その成果が人類の共有し得る知的資産としてそれ自体価値を有し、人類に対し貢献し得る基礎研究への期待も非常に大きくなっている。特に、我が国は、今や自ら率先して未踏の科学技術分野に挑戦していくことが強く求められている。科学技術は、次代を担う若者たちが夢と希望と高い志を持つことを可能とし、また人類の未来への展望を開くものといえる。同時に、今日の科学技術は、その成果が生活・社会の隅々まで浸透し、人々への影響を増す一方で、著しく高度化、複雑化しているため、広く国民に、科学技術の意義、役割、成果、波及効果、進展等について理解を求め、関心を得ることが必要となっている。」
 
b. ニーズに対応した科学技術、諸課題の解決に資する科学技術の研究開発推進
「人間が地球・自然と共存しつつ持続的に発展することを可能とするため、人間活動の拡大、開発途上国を中心とする人口の大幅な増加等に伴い顕在化している地球環境、食料、エネルギー・資源等の地球規模の諸問題の解決に資する科学技術の研究開発を推進する。さらに、生活者のニーズに対応し、安心して暮らせる潤いのある社会を構築するため、健康の増進や疾病の予防・克服、災害の防止などの諸課題の解決に資する科学技術の研究開発を推進する。」
 
c. 科学的基礎研究それ自体の人類文化的意義
物質の根源、宇宙の諸現象、生命現象の解明など、新しい法則・原理の発見、独創的な理論の構築、未知の現象の予測・発見などを目指す基礎研究の成果は、人類が共有し得る知的資産としてそれ自体価値を有するものであり、人類の文化の発展に貢献するとともに、国民に夢と誇りを与えるものである。・・・さらに、自然と人間に対する深い理解は、人類が自然との調和を維持しつつ発展を続ける大前提でもある。」
 
d. 「技術体系の革命的な変貌や全く新しい技術体系の出現」をもたらす科学的基礎研究
新たな研究成果は、時に、技術体系の革命的な変貌や全く新しい技術体系の出現をもたらし、社会に様々な波及効果を与える。
 
『第2期 科学技術基本計画』に「技術革新」は登場するが、第1期と同じく「イノべーション」という語は登場しない。

 
a.技術革新の意義
a.国民生活の安定的発展のためには、絶えざる技術革新が必要
「国民生活を安定的に発展させるためには、絶えざる技術革新により高い生産性と国際競争力を持つ産業を育て、経済の活力を回復していくことが必要である。」
 
b.産業技術力が産業の国際競争力の源泉、産業活動の活性化の原動力であるから、技術革新が必要
産業技術力は、我が国産業の国際競争力の源泉であり、国民生活を支えるあらゆる産業活動を活性化していく原動力でもある。また、産業技術は科学技術の成果を社会において活用する観点からも重要である。我が国経済の活力を維持し持続的な発展を可能とするため、技術の創造から市場展開までの各プロセスで絶え間なく技術革新が起きる環境を創成し、産業技術力の強化を図ることで、国際的な競争優位性を有する産業が育成されることが必要である。特に、研究開発に基盤を置いた新産業の創出が必要であり、このため、科学技術と産業とのインターフェースの改革が急務である
具体的には、例えば、TLO等の技術移転機関が質的量的に充実し、公的研究機関からの特許の移転が進み、公的研究機関発の数多くのベンチャー企業が起こるなど、公的研究機関の研究成果が数多く産業へ移転される、国際標準が数多く提案される、国際的な特許の登録件数が増加する、産業の生産性が向上するなど強い国際競争力を持つことを目指す。」
 
c.科学技術システム
科学技術システムとは、社会の理解と合意を前提に資源を投入し、人材養成及び基盤整備がなされ、研究開発活動が行われ、その成果が還元される仕組みである。すなわち、科学技術システムは、研究開発システム、科学技術関係人材の養成及び科学技術振興に関する基盤の整備からなり、産業や社会とのインターフェースを含むものである。
 
 

1.イノベーションに関するリニア・モデル論的イメージ
a.「発見や発明からはじまり、公的研究開発投資によって「死の谷」を乗り越えて発展した」研究
「総じて、これまでの研究開発投資の成果を概観すれば、研究水準の着実な向上や産学官連携の取組も進展し、これまでの研究成果の経済・社会への還元も進んできている。・・・[新しいがん治療方法(重粒子線がん治療装置)の開発、再生医療用材料(アパタイト人工骨)の実用化、世界最高の変換効率とその量産化技術の開発を達成した太陽光発電、世界最高密度の超小型磁気ディスク装置、光触媒を活用した多様な効果を示す材料の開発など]これらは、いずれも萌芽段階におけるきらりと光る発見・発明から始まり、初期から実用化段階に至る適切な時期に適切な公的な研究開発投資に支えられ、最終段階において先導的な産学による協働が行われたことにより、いわゆる死の谷などの多くの困難を乗り越えて発展したものであり、発展の流れを引き続き加速していかなければならない成果である。」日本政府(2006)『第3期 科学技術基本計画』p.4
 
b.「科学的発見や技術的発明を洞察力と融合し発展させ、新たな社会的価値や経済的価値を生み出す革新」としてのイノベーション
「知的資産の増大が価値創造として具体化するまでには多年度を要することから、第1期・第2期基本計画期間の投資により向上した我が国の潜在的な科学技術力を、経済・社会の広範な分野での我が国発のイノベーション(科学的発見や技術的発明を洞察力と融合し発展させ、新たな社会的価値や経済的価値を生み出す革新)の実現を通じて、本格的な産業競争力の優位性や、安全、健康等広範な社会的な課題解決などへの貢献に結びつけ、日本経済と国民生活の持続的な繁栄を確実なものにしていけるか否かはこれからの取組にかかっている。」日本政府(2006)『第3期 科学技術基本計画』p.4
 
c. 「基礎研究で生み出された科学的発見や技術的発明」を基に「革新的技術を生み出す」
「(イノベーション創出を狙う競争的研究の強化)
社会・国民への成果還元を進める観点から、基礎研究で生み出された科学的発見や技術的発明が、単に論文にとどまることなく社会的・経済的価値創造に結びついていくよう、革新的技術を生み出すことに挑戦する研究開発を今後強化する必要がある。これには、研究者の知的好奇心の単なる延長上の研究に陥ることのないよう適切な研究のマネジメントが必要である。
このため、新たな価値創造に結びつく革新的技術を狙って目的基礎研究や応用研究を推進する競争的資金については、例えば、イノベーション志向の目標設定や研究進捗管理等を行う責任と裁量あるプログラムオフィサー(プログラムマネージャー)を置くなどにより、マネジメント体制を強化する。」日本政府(2006)『第4期 科学技術基本計画』p.27
 
d.基礎研究からイノベーションへ
「基礎研究からイノベーション創出に至るまでの多様な制度」日本政府(2006)『第4期 科学技術基本計画』p.27
 
2.基礎研究の位置づけ
a.「地道で真摯な真理探求と試行錯誤の蓄積の上に実現される」ものとしての基礎研究
「人類の英知を生み知の源泉となる基礎研究は、全ての研究開発活動の中で最も不確実性が高い
ものである。その多くは、当初のねらいどおりに成果が出るものではなく、地道で真摯な真理探求と試行錯誤の蓄積の上に実現されるものである。また、既存の知の枠組みとは異質な発見・発明こそが飛躍知につながるものであり、革新性を育む姿勢が重要である。」日本政府(2006)『第3期 科学技術基本計画』p.11
 
b. 2種類の基礎研究 — 「研究者の自由な発想に基づく」基礎研究 vs 「政策に基づき将来の応用を目指す」基礎研究、すなわち、「非連続的なイノベーションの源泉となる知識の創出」を目指す基礎研究
「基礎研究には、人文・社会科学を含め、研究者の自由な発想に基づく研究と、政策に基づき将来の応用を目指す基礎研究があり、それぞれ、意義を踏まえて推進する。すなわち、前者については、新しい知を生み続ける重厚な知的蓄積(多様性の苗床)を形成することを目指し、萌芽段階からの多様な研究や時流に流されない普遍的な知の探求を長期的視点の下で推進する。一方、後者については、次項以下に述べる政策課題対応型研究開発の一部と位置付けられるものであり、次項2.に基づく重点化を図りつつ、政策目標の達成に向け、経済・社会の変革につながる非連続的なイノベーションの源泉となる知識の創出を目指して進める。」日本政府(2006)『第3期 科学技術基本計画』p.11-12
 
 
 
 

(1) イノベーションの定義—発見や発明による新知識をもとにした革新としてのイノベーション
a.「科学的な発見や発明等による新たな知識を基にした知的・文化的価値の創造と、それらの知識を発展させて経済的、社会的・公共的価値の創造に結びつける革新」としてのイノベーション
「「科学技術イノベーション」とは、「科学的な発見や発明等による新たな知識を基にした知的・文化的価値の創造と、それらの知識を発展させて経済的、社会的・公共的価値の創造に結びつける革新」と定義する。」日本政府(2011)『第4期 科学技術基本計画』p.7の注3
第3期では「社会的価値」と「経済的価値」となっていたのが、第4期では「知的・文化的価値」および「公共的価値」が付け加えられている。
 
(2) 基礎研究の位置づけ
a.「人類の新たな知的資産の創出、および、世界的課題克服の鍵であると同時に、イノベーションおよび安全で豊かな国民生活実現の基盤」としての基礎研究
「基礎研究の振興は、人類の新たな知の資産を創出するとともに、世界共通の課題を克服する鍵となる。また、基礎研究は、我が国の国力の源泉となる高い科学技術水準の維持、発展や、イノベーションによる新たな産業の創出や安全で豊かな国民生活を実現していくための基盤を成すものでもある。」日本政府(2011)『第4期 科学技術基本計画』p.30
 
b.「研究者の自由な発想に基づいて行われる」基礎研究が「イノベーションの源泉たるシーズを生み出すもの(多様性の苗床)」である
研究者の自由な発想に基づいて行われる基礎研究は、近年、イノベーションの源泉たるシーズを生み出すもの(多様性の苗床)として、また、広く新しい知的・文化的価値を創造し、直接的あるいは間接的に社会の発展に寄与するものとして、ますますその意義や重要性が高まっている。我が国の科学技術イノベーションの礎を確たるものとするためには、国として、独創的で多様な基礎研究を重視し、これを一層強力に推進していくことが不可欠であり、基礎研究の抜本的強化に向けた取組を進める。」日本政府(2011)『第4期 科学技術基本計画』p.30
 
c.「研究者の知的好奇心や探究心に根ざし、その自発性、独創性に基づいて行われるもの」としての基礎研究
「基礎研究は、研究者の知的好奇心や探究心に根ざし、その自発性、独創性に基づいて行われるものである。その成果は、人類共通の知的資産の創造や重厚な知の蓄積の形成につながり、ひいては我が国の豊かさや国力の源泉ともなるものである。」日本政府(2011)『第4期 科学技術基本計画』p.30
 
カテゴリー: 未分類 | コメントする

Freemanの著作一覧、Obituary

Freemanの著作一覧写真Obituaryなどの収録サイト

http://www.freemanchris.org/

 
FreemanのObituary
 
Google Books
カテゴリー: Freeman, イノベーション論 | コメントする

「ダーウィンの海」論的イノベーション・モデル

修正「リニア・モデル」論としての「死の谷」論や「ダーウィンの海」論
基礎研究・発明と応用研究・イノベーションの間に大きなギャップが存在するとするVernon Ehlers(元アメリカの下院科学委員会副議長)による「死の谷」論や、それを修正して多数の研究・発明がイノベーション・新ビジネスにたどり着くために激しい競争をするということを強調したBranscombほか(2002)の「ダーウィンの海」論もリニア・モデル論的イノベーション把握を前提としている。
「死の谷」論や「ダーウィンの海」論は図示したように、基礎研究と発明をギャップの左側に置き、応用研究・イノベーションをギャップの右側においている点でBush(1945)の議論とは少し差異がある。Faulkner (1994)の議論も、科学と技術の相互作用的関係を強調している点ではBush(1945)の議論とは少し異なるが、科学的インプットや技術的インプットがイノベーションの源泉となっていることを強調している点ではリニア・モデル論の系譜に位置づけることができる。
 
図1 「死の谷」論に関するイメージ図 図2 「ダーウィンの海」論に関するイメージ図
Branscomb-2002-Between_Invention_and_Innovation-p36 Branscomb-2002-Between_Invention_and_Innovation-p37
 
[参考文献]
 
カテゴリー: イノベーション・モデル, イノベーション論, リニアモデル論 | 1件のコメント

イノベーションに関するニーズ主導説的見解とシーズ主導説的見解に関する基本的文献

イノベーションの主導要因に関する基本的対立構図は、market needsとする見解とtechnological seedsとする見解の対立である。

論争の基本的構図理解に関する基本的文献
  1. Freeman, C.(1979) “The Determinants of Innovation: Market demand, Technology, and the response to social problems,” Future, June 1979, pp.206-215
  2. Coombs,R., Saviotti, P., Walsh, V. (1987) Economics and technological change, Macmillan Education, pp.93-103[邦訳、R. クームズ, V. ウォルシュ, P. サビオッティ (竹内啓, 広松毅訳、1989)『技術革新の経済学』新世社、pp.107-119]
  3. Godin, B., Lane, P.(2013) “Pushes and Pulls: Hi(S)tory of Demand Pull Model of Innovation,” Science, Technology, & Human Values, 38(5), pp.621-654
 
 
demand-pull論に関わる基本的文献
Meyers, S., Marquis, D.G. (1969) Successful Industrial Innovation, National Science Foundation
5つの産業分野における567のイノベーションに関する事例研究に基づきdemand-pull説の正しさが証明されると主張
Scherer, F. M. (1982) “Demand-Pull and Technological Invention: Schmookler Revisted,” The Journal of Industrial Economics, 30 (3), pp. 225-237
 
demand-pullとtechnology-pushの協働説に関わる基本的文献
Mowery, D. and N. Rosenberg (1979): “The Influence of Market Demand Upon Innovation – A Critical Review of Some Recent Empirical Studies,” Research Policy, Vol. 8, No. 2, pp. 102-153.
Freeman, Christopher (1974) The Economics of Industrial Innovation , Penguin
Freeman, Christopher (2nd ed., 1982) The Economics of Industrial Innovation , Francis Pinter
カテゴリー: イノベーション論, イノベーション論関連論文 | コメントする

科学と技術の区別に関する参考文献

de Solla Price, D. J. (1965). “Is technology historically independent of science? A study of statistical historiography,” Technology and Culture, 6(4), pp.553-68.

http://catalog.hathitrust.org/Record/003258409

カテゴリー: 文献案内 | コメントする

イノベーションのリニア・モデル vs 連鎖モデルに関わる基本的文献

「イノベーション現象を支配している基本的法則あるいは基本的メカニズムは何か?」「何を基本的要素としてイノベーション現象の歴史的展開プロセスを分析すべきか?」、「イノベーション・プロセスの構成要素間の関係はどのようなものなのか?」「イノベーション・プロセスの歴史的展開を基本的に規定している要素あるいはメカニズムは何か?」といった問題関心に基づいて、多様なイノベーション・モデルが提唱されている。

 イノベーション・モデルの古典的見解とされているのが、「リニア・モデル」(linear model)である。それに対する批判として有名なのが「連鎖モデル」(Chain-linked Model)である。ここでは「リニア・モデル」と「連鎖モデル」に関わる基本的文献を紹介する。

 なお「リニア・モデル」批判派は、「リニア・モデル」論者は一方向的な因果連鎖を主張している、として批判している。しかしながらそうした素朴なリニア・モデル論は単なる批判のためのわら人形に過ぎない。イノベーション・プロセスの構成要素の間での相互的連関の存在を認めないのはあまりに非現実的である。
 Schumpeter Mark IIというリニア・モデル論的イノベーション・モデルで明示的に示されているように、下記で挙げる諸リニア・モデルも「最も基本的な」因果的連関に関わる議論であり、具体的な歴史的=社会的現象としてフィードバックや逆作用が存在することまで否定するものではない、と考えるべきである。
 Klein=Rosenberg的用語法で言えば、「イノベーションの中心的連鎖」(cental-chain-of-innovation)は何かという視点から論争を再構成すべきなのである。

 また社会的視点からは、「イノベーション・モデルの基本的「要素」ではなく基本的「要素活動」として議論する」こと、「構成要素間の「因果」的連関ではなく、構成要素活動間の「相互」的連関関係として議論する」ことが正当である。
 例えば、技術的知識や特許などという基本的「要素」ではなく、技術的知識や特許を生産する活動、道具・機械・センサー・コンピューターを設計・生産する活動としての技術的活動という基本的「要素活動」を基本的対象として、イノベーション・プロセスを分析すべきである。(もちろん哲学的視点からは基本的「要素活動」視点からの分析とともに、基本的「要素」視点からの分析も重要ではある。)

1. イノベーションを構成する諸要素とそれらの間の基本的因果的連関に関する「リニア・モデル」
基本的モデル
Basic research -> Applied research -> Development -> (Production and) Diffusion
 
派生的モデル(1)
Science -> Technology -> Business -> Market
 
派生的モデル(2)
研究 -> 開発 -> 生産 -> 販売
 
2.リニア・モデルの歴史的展開を論じた文献
Godin, B. (2006) “The Linear Model of Innovation: The Historical Construction of an Analytical Framework,” Science, Technology, & Human Values, Vol. 31, No. 6 (Nov., 2006), pp.639-667
http://www.jstor.org/stable/29733964
B. Godinは、「リニアモデルはBushにほとんど何も負ってはいない。リニアモデルは、実業家(industrialists), コンサルタント、ビジネススクールによる理論的構成物(theoretical construction)である」(pp.640-641)とするとともに、リニアモデルの形成の歴史を下記の3段階に分けている。
第1段階(20世紀初頭から1945年頃まで) — 基礎研究と応用研究の間の因果的連関(a causal link)、実業家(industrialists)および United States National Research Councilが提唱者
第2段階(1934年から1960年頃まで) — 開発(development)という語句が付け加わり、Basic research -> Applied research -> Developmentというモデルが形成される
第3段階(1950年代以降) — ビジネススクール出身のエコノミストが生産(Production)および普及(Diffusion)という非R&D的活動を付け加えた
 
3.リニア・モデルを主張した最初の文献と一般にされているBushレポート — その先行的証言、および、Bushレポートのポイント
 
1) Bushレポートに先行するBushの議会証言
Temporary National Economic Committee (1939) Investigation of Concentration of Economic Power : Hearings before the Temporary National Economic Committee, Congress of the United States. 76 Congress. First Session. Part 3 Patents, Proposals for Changes in Law and Procedure, January 16, 17, 18, 19, AND 20, 1939., U. S. Government Printing Office.pp.870-911.
Vannevar Bush, president, Carnegie Institution of Washingtonは、1939年1月17日にTemporary National Economic Committeeの特別顧問(special counsel) John A. Diennerの質問に答えて下記のような証言をおこなっている。

Introduction of New Ideas Into Industryという小見出しのもと、p.871でBushは新しい知識から、新しい応用(application)が生み出されるとしている。
Mr. Dienner. Under modern conditions in industry, how do new ideas come forward? I mean by that, consider the individual, consider the corporation, or other forms under which enterprise is conducted. How do these ideas come forward? What produces them?

Dr. Bush. There are two ways that are important. First, they result oftentimes from the long program of research, careful and meticulous analysis of the situation by a group of men, through large industrial research laboratories or scientific institutions, and the like, which produce new knowledge out of which come new applications. In addition, there is the independent inventor, whose day is not past by any means, and who has a much wider scope of ideas and who often does produce out of thin air a striking new device or combination which is useful and which might be lost were it not for his keenness.

Researchという小見出しのもと、p.872でBushはResearchを「体系的調査による新しい知識の発見」(the discovery of new knowledge by systematic examination)と定義するともに、「純粋基礎研究」(pure basic research), 「応用研究」(applied research), 「製品コントロールのための研究」 (research for control of a product)に3分類している。
Mr. Dienner. You speak of research. Will you please explain so that we may understand the term and its implications what is generally understood among those who practice research, what that subject and what their activities may be?

Dr. Bush. Research, of course, is broadly the discovery of new knowledge by systematic examination, and it can be classified on one basis, into pure basic research, applied research, and research for control of a product.

Mr. Dienner. Is there any fundamental difference in industry itself as to scientific search for principles, or the application of those principles in applied research?
Dr. Bush. There is considerable difference in the way in which it is controlled. In pure research, basic research, men are left comparatively free to follow out their own ideas. In applied research they are of necessity guided in the direction of interest of the company which employs them.

 
2) Bushレポート
下記でBushレポートをダウンロードすることができる。
PDF版] [HTML版]
 
3) Bushによる基礎研究および応用研究の理解
基礎研究(basic research)は実際的目的(practical ends)を考慮に入れることなく遂行される。基礎研究は、一般的知識(general knowledge)、自然に関する理解、そして自然法則を生み出す。こうした一般的知識は、数多くの重要な実際的問題(practical problem)に答えるための手段(means)を提供する。ただし一般的知識は、すべての実際的問題に対して完全に明確な答えを与えるとは限らない。実際的問題に対してそうした完全な答えをあたえることが、応用研究(applied research)の機能である。基礎研究をおこなう科学者は、自らの研究の実際的応用(practical applications)にまったく関心を持たないかもしれない。しかし基礎的科学研究が長く無視されるならば、産業発展(industrial development)がやがては止むことになるであろう。」p.18
「基礎研究は新しい知識をもたらす。基礎研究は科学的資本(scientific capital)を提供する。基礎研究は、知識の実際的応用がそこから導き出されるファンドを創り出す。」p.19
 
4.Bush関連文献
 
December 9, 1994, June 9, 1995, and September 21-22, 1996に開催されたシンポジウムの記録
Part I.
1) Understanding the Bush Legacy – Jonathan Cole
2) Understanding the Bush Report – Harvey Brooks
3) Completing the Bush Model: Pasteur’s Quadrant – Donald Stokes
4) Chalk or Cheese?: Ends and Means in Science Policy – David Hart
5) Show Me the Money: Budgeting in a Complex R&D System – David Robinson
6) Two Cheers for Democracy: Science and Technology Politics – Bill Green
Part II.
7) Universities: Costs and Benefits on the Academic Frontier – Donald Kennedy
8) Federal Laboratories: Understanding the 10,000 – Barry Bozeman
9) Technological Change: Connecting Innovation to Performance – Nathan Rosenberg
10) Health: The Devil of a Problem – Nathan Rosenberg
11) Health Care: Coping with Consolidation – Kenneth Shine
12) International Cooperation: What’s in it for Us? – Eugene Skolnikoff
13) Social Sciences: Shunned at the Frontier – Susan Cozzens
Part III.
14) Toward a National R&D Policy – Peter Eisenberger
15) Beyond the Endless Frontier – Michael Crow
 
5.リニア・モデル論的イノベーションモデル
(1) Schumpeter Mark IおよびSchumpeter Mark II
a. Schumpeter Mark I的イノベーション・モデル
Freeman and Soete-1982-p39-fig2-3-Schumpeter-Mark1-sub2
 
b. Schumpeter Mark II的イノベーション・モデル
Freeman and Soete-1982-p40-fig2-4-Schumpeter-Mark2-sub2
[図の出典]Freeman, C., Soete, L.(1982) Unemployment and Technological Innovation: a study of Long Waves and Economic Development, Frances Pinter, pp.39-40
 
後年になってからの定式化ではあるが、シュンペーターはイノベーション・プロセスに関してSchumpeter Mark IおよびSchumpeter Mark IIという2種類のモデルを提唱した、と一般にされている。
 両モデルの違いは、イノベーションの遂行主体の性格の違いに由来するものである。図5のシュンペーターMarkIは「企業家」主導的イノベーションを、図6のシュンペーターMarkIIは「大企業」主導的イノベーションを表すものである。「企業の外部にある外生的な科学活動や技術的発明活動を想定するか否か」に違いはあるにしても、MarkIとMarkIIというどちらのイノベーション・モデルも科学や発明を端緒としており、シーズ主導説的モデルである。
 シュンペーターMarkIは、Schumpeter(1912) で展開された議論に基づくものであり、現代的な用語で言えばスタートアップ企業によるイノベーションをモデルとしており、イノベーションの遂行主体として「諸制約から自由な主体」を想定している。すなわち、「独創的発見や独創的発明こそがイノベーションをもたらす。そして独創的発見や独創的発明の源泉は、なにものにも縛られない自由な創造的活動であるが、大企業に見られるような硬直的で官僚的な制約の下ではそうした自由な創造的活動は困難である。独創的な創造活動の担い手としては、大規模組織よりは小規模組織が、組織よりは個人の方が適している。」という発想に基づくものである。
 これに対して、シュンペーターMarkIIは、Schumpeter(1942) で展開された議論に基づくものであり、製薬産業などイノベーション遂行に必要な大規模な研究開発投資に対応できる大企業によるイノベーションをモデルとしており、イノベーションの遂行主体として「実現の自由を持つ主体」を想定している。すなわち、「大きな産業的変革をもたらすイノベーションを引き起こためには長期にわたる巨額な研究開発投資を必要とすることが多い。しかも環境に優しい自動車に関するイノベーションにおいてハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池車など多種多様な製品設計が存在することに示されているように、どの技術イノベーションが成功するのかは予測困難であり、イノベーションにはリスクがつきものである。また産業の高度化、および、製品の複雑化にともないイノベーション遂行には、様々な領域にまたがる多種多様な既存技術の利用や新規技術の開発が必要とされるようになっている。しかしそうしたことは個人や新興ベンチャー企業には困難である。」といった発想に基づくものである。
 
図1 「死の谷」論に関するイメージ図 図2 「ダーウィンの海」論に関するイメージ図
Branscomb-2002-Between_Invention_and_Innovation-p36 Branscomb-2002-Between_Invention_and_Innovation-p37
 
[図の出典]
これらのイノベーション・モデルに関して詳しくは、http://innovation.s2.coreblog.jp/archives/262を参照のこと。
 
6.最近のリニア・モデル擁護論、および、リニア・モデル論的視点からの事例研究
  1. Balconi, M., S. Brusoni, and L. Oresnigo. (2010) “In Defence of the Linear Model: An Essay.” Research Policy 39 (1): 1-13.
  2. Khilji,Shaista E. and Tomasz Mroczkowski, and Boaz Bernstein(2006) “From Invention to Innovation: Toward Developing an Integrated Innovation Model for Biotech Firms” The Journal of Product Innovation Management,23, pp.528-540
    バイオテクノロジーを例に取り、InventionからInnovationへの移行(transformation)が論じられている。著者は、inventionに関して「invention (i.e., breakthrough scientific discovery)」とするとともに、innovationに関して「innovation (i.e., a socially usable and marketable product)」としている。
 
7.リニア・モデルを批判した文献[年代順]
  1. Price, William J. and Lawrence W. Bass (1969) “Scientific Research and the Innovative Process,” Science 16 May 1969, pp.802-806.
    本論文ではイノベーションが知識の発見から始まるとする見解を「リニア」モデル(”linear” model)と呼んでいる。[p.803]そうした上で、「科学と技術の間での対話はイノベーションにおいて重要な役割を果たしてはいるが、通常はリニア的ではない。」(The dialogue between science and technology plays an important, but usually nonlinear, role in innovation.)[p.802]と主張している。
    なお著者たちは、「科学的研究は、イノベーション・プロセスの本質的部分である。」(It is certainly true that basic scientific research is an essential part of the innovative process.)[p.806]と考えながらも、リニアモデルに反対している。
  2. Kline, S. J. (1985) “Innovation is Not a Linear Process.” Research Management 28(July-August): 36-45.
  3. Kline, Stephen J. and Nathan Rosenberg (1986) “An Overview of Innovation.” In The Positive Sum Strategy, edited by Ralph Landau and Nathan Rosenberg, Washington, D.C.: National Academy Press, pp.275-304
  4. Rosenberg, N. (1994) Exploring the black box: Technology, economics, and history. New York:Cambridge University Press.
  5. 沼上幹(1999) 「行為の運鎖としての技術革新スペクトラム」『液晶ディスプレイの技術革新史 ― 行為連鎖システムとしての技術』白桃書房、pp.523-559
  6. Edgerton, D. (2004) “‘The linear model’ did not exist: Reflections on the history and historiography of science and research in industry in the twentieth century” in The Science-industry Nexus: History, Policy, Implications, edited by K. Grandin, N. Worms, and S. Widmalm, 31-57. Sagamore Beach, MA: Science History.
  7. Grandin,K., Wormbs, N., Widmalm, S. (eds,2005). The Science–Industry Nexus: History, Policy, Implications. (Nobel Symposium, 123.) Science History Publications.
  8. 上記の本に対する書評:Nye, D. (2006) “From Science to Industry? : Flaws in the Linear Model,” ISIS, 97, pp.543-545
 
8.リニア・モデル批判としてのKlein=Rosenbergによる連鎖モデル(Chain-linked Model)
(1) Klein=Rosenbergによる連鎖モデル
同一の図が、Meyers, M.B., Rosenbloom, R.S. (1996) “Rethinking the Role of Industrial Research,” in Rosenbloom, R.S., Spencer, W.J.(eds), Engines of Innovation: U.S. Industrial Research at the End of an Era, Harbard Business School Press, p.213、および、クライン,S.J.(1990,鴫原文七訳1992)『イノベーション・スタイル』アグネ承風社,p.20に収録されている。
 
リニア・モデルに対する代替案として有名なのが、Klein=Rosenbergの連鎖モデル(Chain-linked Model)である。
連鎖モデルでは、図に示したように「潜在的市場」がイノベーション・プロセスの端緒とされ、それに続いて「発明、分析的設計」、「詳細設計および試験」、「再設計および生産」、「流通および市場」という順で「イノベーションの中心的連鎖」(central-chain-of-innovation、図のCの矢印)が構成されている。
 「潜在的市場」がイノベーション・プロセスの端緒とされている点において、また「潜在的市場」→「発明、分析的設計」→「詳細設計および試験」→「再設計および生産」→「流通および市場」という「イノベーションの中心的連鎖」(cental-chain-of-innovation)が想定されている点で、「Klein=Rosenbergの連鎖モデルは、ニーズ主導説的立場に立つイノベーション・モデルとして位置づけられる。
ただし相互作用の実際的内容および「潜在的市場」概念が曖昧であるため、それらが実際に何を意味しているのかに関する理論的解釈の仕方によっては、連鎖モデルの理論的位置づけが変化する。すなわち連鎖モデルは、用語の上では「市場」というニーズ的要素を端緒としているが、「潜在的市場」が単に「社会的必要性や社会的有用性に対する技術的充足の実現可能性」を意味するものに過ぎなければ、シーズ=ニーズ主導説的見解として解釈することも論理的には可能である。
 また「研究」プロセスは、リニア・モデルとは異なり、イノベーション・プロセスの外に位置づけられ、知識を通じてイノベーション・プロセスと繋がる外部的存在とされている。
「研究」と「発明、分析的設計」という両要素に直接的リンク(図の双方向的矢印D)の存在が想定されてはいるが、これは相互作用の存在を示すものであって時系列的な因果性の存在を示すものではない。
 
(2) Kleinによる改良連鎖モデル
クライン-イノベーションスタイル-p20-図4
[図の出典]クライン,S.J.(1990,鴫原文七訳1992)『イノベーション・スタイル』アグネ承風社,p.20
Kline, Stephen Jay (1990) Innovation Styles in Japan and the United States; cultural bases; implications for competitiveness, Stanford University, Department of Mechanical Engineering, Thermosciences Division
 
9.Meyers=Rosenbloomによる修正連鎖モデルとしてのTotal Process Model
Myers-Rosenbloom-total-process-model-p216
[図の出典]Meyers, M.B., Rosenbloom, R.S. (1996) “Rethinking the Role of Industrial Research,” in Rosenbloom, R.S., Spencer, W.J.(eds), Engines of Innovation: U.S. Industrial Research at the End of an Era, Harbard Business School Press, pp.216[邦訳、マイヤーズ、M.B., ローゼンブルーム、R.S. (西村吉雄訳、1998)「企業における研究の役割の再検討」ローゼンブルーム,R.S., スペンサー, W.J.編『中央研究所時代の終焉:研究開発の未来』日経BP社、第9章、p.288]
 
M.B.MeyersとR.S.Rosenbloomは、「技術プラットフォーム」、「一般的知識」、「企業固有の知識」といった要素を取り入れて修正した連鎖モデルを提唱している。
 
カテゴリー: イノベーション・モデル, イノベーション論, リニアモデル論, 文献案内 | コメントする

用途と機能の区別 — 新機能に基づく新用途開拓=新Market開拓

イノベーションとの関連で用途と機能の区別を理解するのには、東レの炭素繊維事業に関しては下記記事が参考になる。
カテゴリー: イノベーション論, 事例分析, 用途と機能の区別 | コメントする

イノベーションに関するHippelの著作

Eric Von Hippelの下記著作は、無料でダウンロード可能である。

Hippel,Eric Von(1988) The Sources of Innovation, Oxford University Press,218pp
http://web.mit.edu/evhippel/www/sources.htm

Hippel,Eric Von(2005) Democratizing Innovation, MIT Press, 204pp
http://web.mit.edu/evhippel/www/democ1.htm

カテゴリー: イノベーション論, 文献案内, 重要文献 | コメントする

デジタル版の社史、協会史

ニッスイ(2011)『日本水産百年史』デジタル版(48.6MB)
「創業以来の変遷を、日本の社会と水産業の歩みとともに専門家の客観的な視点で掘り下げ、会社としての歴史だけではなく、水産業の正史たりえる内容を目指したもの」

日本雑誌協会、日本書籍出版協『デジタル版日本出版百年史年表』

http://www.shuppan-nenpyo.jp/

カテゴリー: 未分類 | コメントする

将来のイノベーションに関わる過去の空想的イラスト

Jean-Marc Coteが1899年から1910年にかけて制作したポストカードシリーズ「In the Year 2000」における空想的イラスト

http://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Germany_in_XXI_Century_(fiction)

カテゴリー: 未分類 | コメントする