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Strategy&「2018年グローバル・イノベーション調査」
https://www.strategyand.pwc.com/jp/ja/publications/innovation1000.html
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Strategy&(2018) 「2018年グローバル・イノベーション1000調査結果概要」2018.10.30

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science-driven innovation

デュポン(2014)「イノベーションの基礎となるデュポンの科学」
http://www.dupont.co.jp/corporate-functions/our-approach/science.html

本WEBページでは、「未来を見据え、デュポンとお客様のために解き明かした当社の科学の価値は、あらゆる場所の人々の生活向上に役立てられる新発見追究の資源となるでしょう。」として、科学が「市場主導型イノベーションの基礎」となるとされている。

DuPont(2015) “Collaborations Enhance Our Ability to Innovate”
http://www.dupont.com/corporate-functions/our-approach/innovation-excellence/science/science-collaboration.html

本WEBページでは、科学および科学者の役割が下記のように強調されている。

DuPont scientists and engineers connect market needs to science-based solutions. “、”DuPont’s mission has always been to apply world-class science to solving the most difficult challenges of our time. This applies today more than ever, as the 21st century makes extraordinary demands of increasing complexity and scale.”、”Every day, DuPont scientists and engineers are working collaboratively with academics, governments, other companies and organizations to deliver scientific innovations and long-term sustainable solutions to help improve the lives of people everywhere.
With approximately 9,000 scientists and engineers at more than 150 R&D facilities around the world, our scientists have the ability to develop rich insights about local customer needs and foresight about where the next challenges will arise. Our scientists and engineers connect this market knowledge to diverse technology platforms across our businesses.
Global collaboration and market-driven science enable us to respond to customer needs and deliver solutions at a commercial scale.”

Schiermeier, Q. (2010)”Russia to boost university science:But can it break the dominance of the Russian Academy of Sciences without breaking the research base?” Nature, 464, 1257
Published online 27 April 2010
doi:10.1038/4641257a
https://www.nature.com/news/2010/100427/full/4641257a.html
https://www.nature.com/news/2010/100427/pdf/4641257a.pdf

「ロシアの科学的アウトプットは、過去のソ連時代の輝かしい時代とは異なり、中国、インド、韓国にも遅れを取るようになってしまった。ロシアの科学は、1990年代の準-壊滅状態(a near collapse)および西洋への数千人規模の研究者の脱出の打撃からまだ回復してはいない。
ロシアは、こうした衰退状態に対抗し、science-driven innovationを促進(foster)しようと、大学への多額の投資をしようとしている。」ということを報じた記事。

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needs概念に関する社会的主体視点からの考察

needsを歴史的=社会的諸関係を捨象した抽象的概念として理解したのでは、needs充足ということの社会的意義を理解することができない。すなわち、現実の「生産=消費」関係の中でneedsを議論する場合には、needsが何らかの社会的主体のneedsであることを見る必要がある。

単純な抽象化では、needs-wants-demandはproductの消費プロセスとして捉えられ、消費者のneedsを充足するためにproductが生産されるという形で理解されることが多い。

しかし「生産=消費」関係を社会的主体の関係として見た場合、すなわち「生産者=消費者」関係として見た場合には、消費者のneedsとともに、生産者のneedsも議論する必要があることがわかる。

消費者のneedsは、「自己の生物学的生存(生物的活動の維持・発展)に必要なもの」や、「自己の社会的生存(社会的個体としての存続・発展、夫or妻・親or子としての存続・発展、社会的主体としての社会的活動の維持・発展)に必要なもの」といった形に分析的に理解できる。

生産者のneedsは、生産活動に必要なものである。競合企業に対する持続的競争優位の確保、あるいは、社会的発展を可能にする製品の高性能化や低コスト化などへのneedsが生産手段の技術的変革を社会的に促す。例えば以下の引用を見よ。

「火力発電機が高温・高圧化する結果,ますます耐熱性の高い材料が要求されてくる。工作機械の切削速度が速くなるにつれ,あるいは速くしたいために,それに耐えうる工具鋼が要求されてくるのである。工作機械自体も,はじめは木材からできていたのが,1797年モーズレーの旋盤の出現の頃を境にして,木材のフレームから狂いの少ない鉄へと転換した。精度と高速運転の要求が木材から鉄への転換を促したのであり,この関係は織機についても同じである。」中村静治(1977)『技術論入門』有斐閣、p.56
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Innovationに関する理論的研究論文


Godin, G.(2015) “Models of innovation: Why models of innovation are models, or what work is being done in calling them models?,” Social Studies of Science, 45(4), pp. 570-596
https://www.jstor.org/stable/43829043

本論文は innovationモデルを取り扱うもので、1940年代から1980年代までの文献を対象としている。

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イノベーションの分析視点

イノベーションの構造を分析するための視点
イノベーションの分析軸
  1. Discovery, (Invention)Idea, Invention, Innovation idea, Innovation – アイデアの発見・生成とアイデアの実現(実現手段+実現活動)=>「潜在するもの」の顕在化作業、
  2. Product vs Production - 新しいProductの開発 vs 新しいProduction Processの開発
  3. 消費と生産 - 消費財 vs 生産財、新しい消費財の開発・既存消費財の新しい生産プロセスの開発、新しい生産財の開発・既存生産財の新しい生産プロセスの開発
  4. 専用機(専用化) vs 汎用機(汎用化)
  5. システム的内部構成 - ハードウェア vs ソフトウェア
  6. システム的階層性 - Product System > Product > Module > Parts > Material
  7. 機械的要素(メカニクス)、電子的要素(エレクトロニクス)、プログラム的要素(作業及び制御のためのプログラム・ソフトウエア)
  8. 「動力」的要素(一次的動力 vs 二次的動力、機械的エネルギー vs 電気的エネルギー)、「伝達」的要素、「作業」的要素(「生産」作業 vs 「制御」作業)
 
イノベーションの方向性
  1. analog → degital
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イノベーションに関するDosiの著作および解説論文

DosiがSussex大学に提出した博士論文
 
 
 
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InventionとInnovationの区別と連関

Donald G. Marquis – Innovationは、新しいアイデアの思いつき、新しい機械装置のInvention(発明)、新市場の形成・発展など関連するサブプロセスのトータルプロセスである
Marquis, Donald G.(1969) “The Anatomy of Successful Innovations,” Innovation, Vol.1, No. 7 (November 1969).
“innovation is not really a single action, but a total process of related subprocesses. It is not just the conception of a new idea, nor the invention of a new device, nor the development of a new market. The process is all of these things acting in an integrated way toward a common objective― which is technological change [pp.28-37].
 
James M. Utterback - Inventionの後に、経済的意義をもたらす企業家的行為(entreprenurial action)が必要。Innovationは、新製品の場合であれば市場参入を可能にするInventionであり、生産プロセスの場合であれば最初の利用(first use)がなされたInventonである。
Schmookler(1966)やMarquis(1969)によれば、Inventionは、「need(あるいはwant)についての情報」と「そうしたneed(あるいはwant)を充足する技術的手段についての情報」の統合から生み出される独創的な解決(original solution)である。Inventionの後に、経済的観点から有意義なものとする企業家的行為(entreprenurial action)が必要となる。
The definition of innovation, as distinct from invention, will follow the suggestions of Schmookler [23] and Marquis [15, pp. 26-33]. According to this definition, an invention is an original solution resulting from the synthesis of information about a need or want and information about the technical means with which the need or want may be met. An invention must be followed by entreprenurial action before it has significance in economic terms. Thus, innovation will be defined to refer to an invention which has reached market introduction in the case of a new product, or first use in a production process, in the case of a process innovation. The key idea here, first use, does not preclude consideration of adopted ideas which are new in a particular market or application, nor does it provide a measure of the economic significance of an innovation. It simply requires that an idea has been carried far enough to begin to have an economic impact.
Marquis, Donald G.(1969) “A Project Team Plus PERT Equals Success. Or Does It?” Innovation, Vol.1, No.3 (July 1969).
Schmookler, Jacob (1966) Invention and Economic Growth, Harvard University Press, .
 
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技術革新の意義

Utterback ー 国際貿易、産業構造、新企業や新産業の形成・発展、既存企業・既存産業の成長・生き残り
“Technological innovation has had an impact on international trade, industry structure, formation and development of new firms and industries, and the growth and the survival of existing firms and industries.”
 
Porter-技術変革は「既存有力企業の競争優位を陳腐化させる」要因、「企業成長を可能にさせる要因」
Porter, Michael E. (1985). Competitive Advantage: Creating and Sustaining Superior
Performance, Free Press,pp.164-[ポーター, M.E. (土岐坤訳,1985)『競争優位の戦略』ダイヤモンド社,p.207
「技術の変革(Technological change)は、競争の主要な推進要因の一つである。技術の変革は、新しい諸産業の創出(creating new industries)においても産業構造の変革(industry structural change)においても主要な役割を演じている。技術の変革は、十分に確立された企業の競争優位(competitive advantage)を陳腐化させ、他の企業を上位に押し上げる偉大な平衡装置でもある。現在の大企業の多くは、生かすことができた技術の変革を利用して成長した。競争のルールを変えることができるすべての要因の内で技術の変革は最も卓越した要因の一つである。」
 
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イノベーションに関するUtterbackの著作および解説論文

Utterbakの本
Utterbakの論文
  1. 本論文においてUtterbackは、技術的イノベーション(technical innovation)のプロセスを下図(p.78)のように、Idea Generation Subprocess、Problem-Solving Subprocess、Implementation and Diffusion Subprocessに3分割して論じている。
    そしてアイデア生成サブ・プロセス(Idea Generation Subprocess)は、「ニーズに関する認識」(Recognition of a need)、「そうしたニーズを充足させる技術的手段に関する認識」(Recognition of a technical means to meet the need)、「開発のためのアイデアや提案を生み出すための、こうした情報の統合」(Synthesis of this information to create an idea or proposal for development)からなるとしている。
    技術革新(technical innovation)のプロセスに関するUtterbackの図
    Utterbackは、こうしたアイデア生成サブ・プロセスが、既存の技術的知識(Current State of Technical Knowledg)から出発するとしているが、技術的要因としては既存の技術的知識とともに、既存の技術的手段(道具、機械、装置、システムなど)も挙げるべきであろう。
  2. Utterback, James M.(1971b) “The Process of Innovation: A Study of the Origination and Development of Ideas for New Scientific Instruments,” IEEE Transactions on Engineering Management, Vol. EM-18, No. 4, November 1971, pp. 124-131.
    Utterback(1971a)とサブタイトルは異なるが、メインタイトルが同じであり、Innovationのプロセスに関しては本論文でも下図のように、Idea Generation Subprocess、Problem-Solving Subprocess、Implementation and Diffusion Subprocessに3分割して論じている。
    技術革新(technical innovation)のプロセスに関するUtterbackの図
    なお本論文では、Baker et al(1967)の論文における「「needに関する知識」が先行し「needを充足する手段に関する知識」が後に続く形で生み出されたアイデアが75%、「手段に関する知識」が先行し「needに関する知識」が後に続く形で生み出されたアイデアが25%であるという調査データを紹介している。(Baker et al reported that 75 percent (212) of the ideas studied were stimulated by knowledge of a need, termed a “need event,” followed by knowledge of a means, called a “means event” for meeting the need. Twenty-five percent (60) ideas were stimulated by knowledge of a means followed by knowledge of a need met by the means .
    )
    Baker, N. R. Siegman,J. and Rubenstein, A. H. (1967) “The effects of perceived needs and means of the generation of ideas for industrial research and development projects,” IEEE Trans. Eng. Manag., vol. EM-Î4, Dec. 1967, pp. 156 -16
Utterbakの略歴・業績一覧
Utterbakの論文解説
  1. Abernathy, W. J., & Utterback, J. M. (1978). “Patterns of industrial innovation,” Technology Review, 80(7), 40–47に関する解説
Utterbakのdominant design論を含むエッセイレビュー
      1. https://www.springer.com/cda/content/document/cda_downloaddocument/9783319068282-c2.pdf

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「技術革新」および「イノベーション」という語の用法の歴史的変遷

「イノベーション」=「技術革新」とする最初の用語法
世界景気の堅実な力強い発展の陰に潜む基礎的な動因は、大衆購買力の増加による耐久消費財の売れ行き増加と技術革新のための新投資の増大であろう。/このような大衆所得の増大は、生産性の上昇によって裏付けされており、極端なインフレや国際収支の悪化を伴うことなく、国内市場との均衡的発展を可能にした。前に我が国国内市場の発展の理想型として述べた高能率、高賃金、高生活水準の方式は、既に欧米経済の繁栄の基礎的条件になっているのである。/しかし労働生産性を上げるということは単に勤労者が勤労意欲を振いおこすということではない。近代工業における生産性の上昇には設備の近代化、技術投資が先行しなければならない。そして年々巨額な投資を推進しているものは、技術の絶えざる進歩とそれを媒介にした企業の競争である。技術が絶えず進歩しているときに、生産設備を物理的に使用に耐えるまで耐久年限いっぱいに使っているようなことでは、競争会社に圧倒されてしまう。耐久年限の短縮と取り替え需要は投資財市場を拡大する。1956年の米国の産業設備投資は対前年2~3割の増加が予想されているが、その半ばまでは近代化の投資である。長期にわたる近代化投資を予想されている業種のなかに、目先き売れ行き不振で滞貨に悩む自動車産業が含まれていることは、近代化投資需要が目前の好不況の波を超越した強い力をもっていることを示すであろう。力をもっていることを示すであろう。/このような投資活動の原動力となる技術の進歩とは原子力の平和的利用とオートメイションによって代表される技術革新(イノベーション)である。技術の革新によって景気の長期的上昇の趨勢がもたらされるということは。すでに歴史的な先例がある。その第一回は、蒸気機関の発明による第1次産業革命後の情勢であって、1788年から1815年まで長期的に世界景気の上昇が続いた。第二回目は、鉄道の普及によって1843年から1873年まで、第三回目は、電気、化学、自動車、航空機等の出現に伴って1897年から1920年まで、革新ブームが現出した。そして現代の世界を原子力とオートメイションによって代表される第4回の革新ブームの時期とみることもできるであろう。」経済企画庁編(1956)『昭和31年度経済白書:日本経済の成長と近代化』至誠堂の第1部 第3章 第3節「技術革新と世界景気」
目次:http://www5.cao.go.jp/keizai3/keizaiwp/wp-je56/wp-je56-0000i1.html
第1部 第3章 第3節「技術革新と世界景気」:http://www5.cao.go.jp/keizai3/keizaiwp/wp-je56/wp-je56-010303.html
https://www.komazawa-u.ac.jp/~kobamasa/lecture/japaneco/innovat/ecwhpp_inv.htm
 
「技術革新」という語の用法の歴史的変遷
 
「イノベーション」という語の用法の歴史的変遷
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