科学的発見を契機とする製品イノベーション
[事例1]花王のヘルシアコーヒー
花王の発表によれば、「花王は世界で初めてコーヒークロロゲン酸の脂肪低減メカニズムを発見」した。そしてそうした発見に基づいて、ヘルシア・シリーズにコーヒー風味の「ヘルシアコーヒー」という新製品を作り上げた。花王によれば、ヘルシアコーヒーの継続飲用によって脂肪燃焼量が増加し、おなかの脂肪が低減する効果があり、特定保健用食品では初めて「脂肪を消費しやすくするコーヒー」として許可を受けている。
http://www.kao.co.jp/healthya/coffee/index.html
http://www.kao.co.jp/healthya/coffee/02.html
http://www.kao.co.jp/healthya/coffee/05.html
http://www.kao.co.jp/healthya/chlorogenic/index.html
http://www.kao.co.jp/healthya/coffee/faq.html
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=NT9pUYcBR5g
http://www.kao.co.jp/healthya/coffee/index.html
http://www.kao.co.jp/healthya/coffee/02.html
http://www.kao.co.jp/healthya/coffee/05.html
http://www.kao.co.jp/healthya/chlorogenic/index.html
http://www.kao.co.jp/healthya/coffee/faq.html
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=NT9pUYcBR5g
[調べて見よう]
課題1.花王のヘルシアコーヒーなど特定保健用食品(特保、トクホ)の有用性がどのようなものであるのかに関しては、販売元の企業の宣伝的主張に対してかなり強い批判的主張が展開されている。それはどのようなものであるのかを調べてまとめるとともに、「どのように考えるのが正しいのか?」を論じなさい。
[参考情報]
内閣府ホーム>審議会・懇談会等>消費者委員会>過去の消費者委員会>第1次>部会・専門調査会会議資料>新開発食品調査部会、新開発食品評価第一・第二調査会 > 第4回 新開発食品調査部会 議事録
「有効性のところですけれども、今回のクレームは体重を減らすということだと思いますけれども、これを示したデータ、臨床試験の結果が、普通の解析だとほとんど有意差がないというデータなわけです。特殊な検定をして、Paired t-testというようなことでやって、それで有意差があるから、だから有効なんだというような評価をしていますけれども、こういう評価をしたことは私は今まで一度も見たことがないんですね。]
http://www.cao.go.jp/consumer/history/01/kabusoshiki/shinkaihatu/bukai/004/gijiroku/
http://www.cao.go.jp/consumer/history/01/kabusoshiki/shinkaihatu/bukai/004/gijiroku/
ヘルシアコーヒーの安全性に関する食品安全委員会の評価
食品安全委員会(2009)「ヘルシアコーヒー 無糖ブラック:評価案件ID kya20070719001」食品安全総合情報システム
http://www.fsc.go.jp/fsciis/evaluationDocument/show/kya20070719001